源氏物語 千年の謎【伏線、考察、見どころ、感想】ディズニープラス!

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この記事では「源氏物語 千年の謎」の見どころ・おすすめシーンについて解説します。

目次

源氏物語 千年の謎:見どころ① 「平安時代の雅な様子」

始まりでの藤原道長と紫式部の逢瀬の場面は、夜の月明りの下、緑に囲まれた幻想的な様子といきなりの艶っぽい様子にドキドキしてしまいます。

これで二人は並々ならぬ強い関係のある事が読み取れます。その語、紫式部の書く物語のシーンとなっていきますが、皆の衣装のきらびやかさや屋敷の立派さ、祭りのシーンや楽器に調度品など目の保養をたっぷりとさせて貰えます。

そんな中で、桐壺の子として生まれた光源氏と父の後妻として来た藤壺との出会いへと移って行きます。そこには早速女たちの葛藤や光源氏の複雑な心境もみられるのが見どころとなっています。

源氏物語 千年の謎:見どころ②「六条御息所の苦しみと嫉妬」

六条御息所の自分一人に向けられていない源氏の気持ちと、自身の年上だという事や世間の噂、身分やプライドの高さが邪魔をして源氏に対して素直になれない事に苦しむ様子が胸を打ちます。

しかし、どんどん精神的に壊れていく感じを田中麗奈さんが熱演されていて、可愛い様子の彼女が生き霊となって恋敵の所に次々と現れて行く様子がより怖さを演出していると思いました。

更に葵上に子供が授かったと知ってからは、そのどす黒く渦巻く気持ちがエスカレートしていくものの、その裏には女としての大きな悲しみが隠されているので、何とも言えない気持ちにさせられます。

源氏物語 千年の謎:印象に残ったシーン:「藤壺に恋焦がれる光源氏」

お里下がりで帝の元から藤壺が離れているのを知った事で、藤壺の所にはせ参じた光源氏が今まで溜まっていた気持ちをぶつけるシーンが印象的でした。

そこで語られる藤壺の、自分はなかなか手に入らないからこそ近づくのだろうと言う言葉をぶつけられた光源氏が、どれほど傷ついたか想像するととても切なくなります。

その後は妻の葵上に正面から向き合う感じになって行ったのは、仕方がない事なのか男性のずるさなかなぁと色々と考えてしまいます。

藤壺が子を産んで帝が喜ぶものの、その後の藤壺と光源氏の交差する視線にはゾクゾクします。

源氏物語 千年の謎:感想

光源氏が母の桐壺に生き写しの藤壺に大変心惹かれて行く話は有名で、もう分かっている感じで進めているのか、その様子を前半に映像として取り入れて欲しかったです。

その方が、後半で彼女の部屋に入り込む光源氏の気持ちがより一層引き立ったのではと残念に思いました。

藤原道長に依頼をされて書き出した物語でしたが、次第に嫉妬に苦しむ六条御息所と自分を重ねて行く所に、成就されない自分の気持ちと重ねているのが可哀想でした。

でも、彼女もまた道長から離れる決心をするところは立派だとなぁ思いました。中谷美紀さんの艶のある演技がとても色っぽかったです。

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源氏物語 千年の謎:あらすじ

舞台は絢爛豪華なる光とは裏腹に魑魅魍魎が蠢く闇の平安時代。御堂関⽩、藤原道⻑はその栄華をさらに永遠のものとするため、⼀条天皇に嫁いだ娘・彰⼦に帝の⾎を引く⼦を宿すべく、⼀⼈の⼥性に命を下した。「捕らえるの
だ、帝のお⼼を。そなたの書く物語の⼒で、わが娘、彰⼦の元に⼀時でも⻑く帝を留め置くのだ。それが出来るのはそなたしかおらぬ!」道⻑を⾒つめるその⼥性こそ紫式部であった。その⽇から式部の⼿にした筆は⽣き物のように紙の上を躍りはじめる。 道⻑への思いを深く⼼に秘めながら。 式部の紡ぎはじめた物語・・・今上帝(きんじょうてい)に溺愛され帝の⼦を⾝ごも
った桐壺更⾐(きりつぼのこうい)。帝の第⼀后・弘徽殿⼥御(こきでんのにょうご)は彼⼥に深く嫉妬し、その“念”で桐壺更⾐を亡き者とした。しかし、彼⼥の⼦は無事にうぶ声を上げ、光源⽒と名づけられ、桐壺更⾐と⽠⼆つの美貌をもつ藤壺中宮(ふじつぼのちゅうぐう)に⼤切に育てられた。やがて光は宮中の⼥性すべての⼼を奪うほどの絶世の美男に成⻑する。

引用元:ディズニープラス

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